公開: 2019年9月1日
更新: 2019年9月xx日
アメリカ合衆国は、自国に直接の利害関係のない、南北アメリカ大陸以外の地域については、それらの地域で発生する様々な政治的問題に対して、直接関与しないと言う方針を採っていました。一般的に、モンロー主義と言われるものです。国内にフロンティアが消滅した1890年以降も、キューバ、フィリピン、プエルトリコ、グアム島などを植民地化しましたが、孤立主義の原則は維持されました。
この孤立主義のため、第1次世界大戦後、ウィルソン大統領が提案した国際連盟への参加も、議会によって拒否されました。ヨーロッパ大陸で第2次世界大戦が始まったにもかかわらず、米国が連合国の一員として戦争に参加しなかった原因も、この孤立主義が根底にありました。